無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

カテゴリ: 未来の日本

首都圏の高齢者の増加が半端ではありません。東京都は2015年~2035年の20年間で70万人高齢者が増加します。神奈川県でも要介護認定者は2017年~2045年の間に17年の1.73倍の67万人増加、介護職員は10万人増の23万人が必要となり、職員不足が深刻化することが予測されています。首都圏を介護崩壊が襲います。
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県内の要支援・要介護認定 2045年は67万人に 17年の1.73倍「職員23万人必要」
東京新聞2019.6.27
 浜銀総合研究所(横浜市西区)は、二〇四五年までの県内の介護需要を推計し、同年の要支援・要介護認定者は一七年の一・七三倍の六十七万人になるとの結果をまとめた。介護職員は同期比で十万人多い二十三万人が必要になり、報告書は「職員不足が深刻化する」と懸念を示している。 (志村彰太)

 国と各自治体は昨年、二五年度までの介護需要を推計した。同総研はより長期の傾向を見る必要があるとして独自に試算。国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計と、高齢者に占める要介護認定者の比率などを基に割り出した。

 その結果、要介護・要支援認定者は、団塊の世代が七十五歳以上になる二〇~二五年の増加幅が最も大きく、五年で八万人増えて五十二万人になり、その後も増え続ける。四五年まで介護需要が増え続けるのは他に東京、愛知、沖縄だけで、全都道府県で神奈川は増加率・増加数共に、上から二番目になっている。

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住宅セーフティネット制度に農家の空き家も対象になると言われます。国土交通省は、自治体職員、不動産業界関係者、農業団体関係者など向けに「農地付き空き家」の手引書を作成し、その活用を図ろうとしています。農家を改修するのに住居1戸当たり50万円等の補助もでることから、住宅確保要配慮者に対して農地付き空き家をシエアハウスとして活用することも十分可能性があるのではないでしょうか。

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子育て世帯、高齢者支援 空き家活用に補助金 JA、農家施設も対象 国交省

日本農業新聞2019.6.16

 同省は2017年度に住宅の確保が難しい人(住宅確保要配慮者)向けの住まいを確保する「住宅セーフティネット制度」を始めた。住宅確保要配慮者は障害者や子育て世帯、高齢者、外国人、低額所得者、被災者らが対象。

 民間事業者や民間人が地方自治体に登録した上で、既存住宅を改修して住宅確保要配慮者に提供する仕組みだ。住宅提供者が登録するには、地域の公営住宅より安い家賃設定、住宅としての提供期間が10年以上といった条件を満たす必要がある。これまではマッチングや入居支援などをしていた。

 今年度からは新たに住宅提供者が改修工事をする際、費用の3分の1を国が直接補助する。居住のために最低限必要と認められた工事には1戸当たり最大50万円、バリアフリー改修、防火・消火対策工事など特定の条件を満たす場合は最大100万円の補助を出す。

 補助金の申請は20年2月末まで。同省は「住宅に困窮する世帯は増加するが、公営住宅だけでは住宅の確保が難しい。空き家の活用促進にもなる」と強調する。
 

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公益法人成年後見センター・リーガルサポートは全国に50の支部があり、8000人の司法書士が成年後見人として被後見人の権利擁護の活動をしております。今回、福岡で同センターに所属する司法書士が高齢者の口座から現金数百万円を私的流用したことが判明、他にも同様の手口で成年後見人として管理する口座から現金を流用した疑いがあることも明らかになりました。不祥事がこう頻繁になりますと、全国でセンターのチェック体制はどうなっているのでしょうか?
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「ローンに使った」成年後見人、数百万円を私的流用 福岡県司法書士会所属
西日本新聞2019.6.14
 福岡県司法書士会に所属する男性司法書士(54)が昨年、成年後見人として管理していた高齢者の口座から現金数百万円を私的に流用していたことが13日、分かった。男性は西日本新聞の取材で流用を認め「ローンやクレジットカードの支払いに使った」と話した。司法書士会が調査に乗り出している。

関係者によると、司法書士でつくる成年後見センター・リーガルサポート福岡支部が昨年、会員に管理口座の通帳のコピーなどを求める業務報告で不審な金銭の動きを把握。同支部の聞き取りに対し流用を認めたという。男性は取材に対し「司法書士としての売り上げが落ちたのに生活水準を下げられなかった」と説明。引き出した現金は「今月末にも返済する」とした。

 同会の別の男性司法書士も成年後見人として管理する口座から現金を流用した疑いがあることも判明。この男性とは連絡が取れず、事実確認ができない状態だという。同会は「現在調査中で詳細についてはお答えできない」としている。

 最高裁によると、昨年1年間に家庭裁判所が成年後見人らによる不正行為を確認し、解任などの措置をとった件数は250件、被害総額は約11億3千万円。このうち、司法書士や弁護士ら専門職に関しては18件、約5千万円の被害があったという。
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非常に興味深いお話です。「土に触れる生活が心身の健康につながる」以前から多くの人々に云われてきたお話です。その意味において農業はストレスに傷ついた都会の若者や高齢者にもう一度生きる力を与えるものかもしれません。健康的な微生物からストレスワクチンの開発がなされるのが待ち遠しいです。その前に、もっと人は土に触れあうべきでしょう。農業の癒し効果に着目すべきです。
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土に触れる生活が心身の健康につながる。抗ストレスの妙薬は「土壌」にあった:研究結果
WIRED.jp2019.6.10
 土壌に生息する細菌に、抗炎症や免疫調節、ストレス耐性などの性質がある──。そんな研究結果を、米国の研究チームが発表した。アレルギーやメンタルヘルス障害の原因のひとつとして、わたしたちが泥や土に触れる生活から離れたことも影響していると示唆されている。

近代社会で増加傾向にある疾患に、花粉症をはじめとするアレルギー、ぜんそく、自己炎症性疾患、ストレス関連からくるメンタルヘルス障害がある。その原因のひとつとして、すべてのものに抗菌剤を使用する「過剰清潔社会」が疑われているが、われわれが泥や土に触れる生活から離れたことも一因であることが、新たな研究により示唆されている。

「ストレスワクチン」の開発なるか
ラウリー博士は過去にも、「健康的な微生物」に触れる生活と、メンタルヘルスの関連性を裏付ける数々の研究を発表している。泥やホコリにまみれる環境にある農村の子どもたちや、ペットとともに育った子どもたちは、ペットのいない都市部の住人よりも強い免疫システムをもっており、精神疾患のリスクが低い傾向があるのだ。もしかすると、自然が提供する微生物叢から断絶された生活を送る人々が、長いあいだ心身の健康を維持するのは難しいのかもしれない。

研究チームはこの知見をふまえ、近い将来、マイコバクテリウム・ヴァッカエをベースにした「ストレスワクチン」の開発に着手したいと語っている。

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ここ数日藤田孝典氏の言葉がマスコミでも取り上げられ注目されています。「殺されても仕方がない人間はいない」「社会とは助け合うもの」というお考えには全面的に賛成です。しかし、今や、その社会が壊れつつあることを感じてやみません。ひきこもりに苦しみ、悩む人々や家族にとって相談窓口や機関は確かに多数あると思われますが、そこまでに至らない原因があるのではないでしょうか?何故、家庭という閉鎖社会の中で完結しようとするのか、その根本的な原因が家庭と社会の間に日本病として巣くってしまったのではないかと思うのです。60万人~100万人と言われる引きこもり問題を解決するのにはイギリスの孤独担当大臣ではありませんが、国家の病として国を上げての取り組みが必要ではないでしょうか?
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殺されても仕方がない人間はいないー元農水事務次官の長男殺害事件を受けてー
藤田孝典 NPOほっとプラス代表理事 聖学院大学人間福祉学部客員准教授
Yahoo!ニュース2019.6.4
殺してもよい命は何一つない
元農林水産省の事務次官がひきこもり状態にあった息子の言動に危機感をもって殺害する事件が起きた。
殺害された息子はひきこもり状態であり、家庭内暴力、暴言があったことが報道されている。
さらに、親から過度な経済的支援を受けていたことも報道されている。

これを受けて、インターネット上には「社会に迷惑をかける前に殺害することは正しい」「父親はよく決断した」「あまり良いことではないが殺されても仕方がない命はある」という書き込みが相次いでいる。

社会とは助け合うもの
「人にここまで迷惑をかけるくらいなら殺した方がいいだろう」という背景には、支援方法や支援策が提示されないし、共有されていないことも原因だろう。

実は、ひきこもりに苦しみ、悩む人々や家族にとって相談窓口や機関は多数ある。

別にひきこもりを問題だと思っていない場合には活用しなくても構わないし、事実として、問題とは言えないひきこもり案件も多い。

ましてや、ひきこもりが犯罪予備軍、危険な状態だということも誤りなので差別や偏見は持たないでいただきたい家族同士での解決が難しい案件も、相談窓口や機関を利用することで解決への糸口が見いだせることがある。 

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