無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
豊かな高齢者社会の構築に向けて、日々尽きることの無い気付き、出会いを綴って参ります。

カテゴリ: 介護・自立型高齢者住宅

また介護の現場での性的暴行事件に無罪判決です。佐賀のカテーテル抜去の傷害事件で無罪判決が出たばかりでしたので連続無罪事件について懸念します。今回も無罪が確定するまでに1年1カ月以上身柄を拘束されたとのことですが、この手の裁判はどうしても時間がかかってしまいます。一人の人間の貴重な時間が又、奪われました。
職場はこの問題にどのように対応されたのでしょうか?知的障害や認知症と弱者に接する仕事であるだけに、一つの行為が誤って伝えられ時の影響は極めて大きいと言わざるを得ません。
担当者任せではなく、職場全体で考えねばならない課題ではないでしょうか?職員を守るのも施設の仕事ですが、難しい問題です。
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性的暴行事件、男性に無罪=「被害供述信用できず」-大阪地裁
JIJICOM 2
017/12/13-17:41

勤務していた老人介護施設で、知的障害のある入所者の40代女性に性的暴行をしたとして、強姦(ごうかん)罪に問われた介護士の30代男性の判決で、大阪地裁(飯島健太郎裁判長)は13日、無罪(求刑懲役7年)を言い渡した。

 男性は大阪府内の施設で夜勤中だった2016年8月、居室のベッド上に女性を押さえ付け性的暴行をしたとして逮捕、起訴された。

 男性は押さえ付けていないと無罪を主張していた。飯島裁判長は、女性の供述が客観証拠に反し一貫していないとして、信用できないと判断。男性が押さえ付けたことには合理的疑いが残るとした。

 男性は今年9月末に釈放されるまで1年1カ月以上、身柄を拘束された。判決後に「言っていることが分かってもらえてほっとした」と弁護人に話したという。

アメリカで高齢者の性的暴行事件が大きく取り上げられています。しかし、これは日本においても以前から施設において懸念されている内容でもあります。認知症が進むと入居の男女が疑似夫婦になってみたり、女性の部屋に押しかけたりという行為も時にあります。
特に心配なのは夜間の対応です。老人ホームは24時間で誰かが見守っているというのが原則ですが、昨今の人手不足で目が行き届かなくなったりする場合もあると思います。
施設内の事故もさることながら、このような性的暴行やパワハラといった問題にも日頃から注意を払わねばなりません。施設運営はそこで多くの方が生活をしておりますので、様々なトラブルに備えねばなりません。大変なお仕事です。
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71歳男が95歳女性を性的暴行 ともに老人ホームの入居者(米)

BIGLOBE 12月13日(水)5時0分 Techinsight

いくら年齢が高いとはいえ男女が寝食をともにする高齢者向け入所・入居施設。そこでは性の問題は無視できないとも言われている。そんななか、無抵抗の超高齢女性が性的暴行を受けるというあってはならない事件が米オハイオ州の施設で起きてしまった。警察官が到着した時、被害者女性は裸にされていたという。

事件が起きたのは、オハイオ州南西部のシンシナティに近いミドルタウン市で11月17日のこと。ルーズベルト・ブルバードにある日常生活動作の支援介護付き集合住宅「Close to Home Assisted Living」に入居中のゲイリー・アールズ(71)が、95歳の女性入居者の部屋に忍びこんでベッドにもぐりこみ、性行為を強要した疑いがもたれている。大きな悲鳴があがり、女性がベッドから転落したのかと部屋に駆け付けた看護師が異常に気付いて911番通報した。

警官が到着した時アールズは裸で、認知能力が低下して体力も衰えている女性はなす術もなく無抵抗であったとみられている。警察はアールズを不法侵入および性的暴行の現行犯で逮捕・起訴し、その身柄はバトラー郡拘置所へと送られた。

高齢者ばかりとはいえ性の問題を軽視することは許されない。こうした施設では男女を別の棟に分けて不法侵入者がないよう監視している施設も多く、ミドルタウン市警は現在も事件が起きた背景や施設の安全管理体制について調査を続けている。

小規模福祉施設において義務付けられた設置期限の18年3月末が近づいています。しかし、まだ設置率は65%にとどまり、特に都市部の設置が遅れているようです。施設でこの状態ですので、高齢者の賃貸住宅についてはなおさらです。最近の低所得高齢者を対象とした集合住宅の連続火災にも対策が必要です。どのように対策するつもりでしょうか?
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スプリンクラー設置65% 長崎グループホーム火災で義務化 小規模福祉施設 費用負担重く

前に一度、高齢者施設は刑務所か?という内容の記事をご紹介しました。
大量介護時代「高齢者の自由と尊厳」とは

高齢者施設の入居者が、「ここは刑務所だよ」 と言われるくだりがあります。誰しもが刑務所にするつもりはありませんが、決まった時間に食事や入浴をするという流れにそのような思いを抱かせるのかもしれませんが、改めて刑務所と刑務所ではない施設の違いがどこにあるのかを議論したことがあります。

一つのキーワードは「家族」という言葉でしょうか。あるカリスマ施設管理者がこう話をしています。
「施設にご入居の時にはご家族がいる場合には、ご入居者、ご家族、そして施設が一つの家族になること、そして、もし身寄りのない方については、施設に居る他のご入居者と施設が一つの家族になることが大事」

施設がご家族と日常の連絡を頻繁にとりあうのは、家族であれば当然と言えます。施設がご家族と一緒の家族になるという考えです。施設と入居者、そしてご家族が分断されておれば家族から隔離されているという思いが強くなります。施設=刑務所という意識が働いてしまいます。

絶えずご家族に様子を伝え、ご家族に相談し、ご家族と一緒に介護をさせて頂く事ができれば施設は家族の延長上であり、誰も刑務所とは言わないでしょう。

施設が家族との間に距離を置いてしまうと、施設は段々刑務所になってしまうのです。

では身寄りのないご入居者はどうでしょうか?前述のカリスマ管理者があるエピソードを語ってくれました。

それはある日のこと、施設のお隣から比較的介護度の軽い高齢者が数名、ぞろぞろとお隣から柿を抱えて帰ってくる場面に遭遇したそうです。さては、お隣の柿を盗んできたのかと問い詰めてみると、そうではなく、お隣の柿があまりに美味しそうなので入居者同士が皆で柿を見上げているとお隣さんが、くれるというので数名でお隣に柿を貰いに行ったそうです。

その姿が一人のガキ大将に連れられて、柿泥棒をしているうように映ったそうです。皆さんの子供に帰ったような姿をみて、そこに強い仲間意識、連帯感を感じたと言われます。

家族のいない人にとっては施設に住む仲間が家族なのです。又、このメンバーは一日中、近くの小川で魚釣りをしていたこともあるそうです。

当然のこと、施設は共同生活の場ですので、皆に迷惑がかかるような行動は控えねばなりませんが、そこの共に暮らす仲間として、連帯感で結ばれる、これも一つの家族の形かもしれません。

良い施設とはこのような一体感、連帯感、ご家族とのバリアフリ―の関係をどう作り上げるかでしょう。我々はそのような施設(家族)を作りたいと思います。決して施設は刑務所ではありません。事業を行う以上採算性も考えねばなりませんが、生活のルールもありますが、ご入居者の人間としての自由と尊厳をいかに追求しながら経営を考えるのが管理者の手腕と言えるでしょう。

施設運営の創意工夫が問われます。そんな施設の開設のお手伝いをさせて頂きますので、いつでも声をかけて下さい。

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【一般社団法人ロングライフサポート協会について】

当協会は身元引受と法人コンサルの両面から高齢者の生活を支援する企業です。

身元引受は身寄りの無い方がご入居する際のサポート、葬儀サポート、金銭管理から、独居の方の電話による見守り業務まで幅広くおこなっております。

コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした未来をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。高齢者支援サービスでお困りの際はロングライフサポート協会までお問い合わせください。



パナソニックの新戦略で富裕層を対象としたサ高住と時間制正社員が打ち出されました。
これまでの汎用性の高い一般型サ高住から富裕層にむけたサ高住へとグレードアップ化することで収益確保を行い、その収益性のアップによるパート社員の正社員化をはかることで人材確保も行うというものです。

急速に拡大をしていた一般型のサ高住の多店舗展開の開発を一旦止めて、収益性の高いサ高住への転換はパナソニックならではの戦略転換だと考えます。

昨日のテレビでも紹介がありましたが、一人当たりの月額利用料は24万円(介護保険1割負担を除く)ということです。これで大手事業者が取り組んできた富裕層を対象としたモデルとなり、汎用型は今後難しくなるでしょう。大手として成長スピードを抑え、堅実路線を選んだということでしょう。

しかし、時間制正社員制度が人材確保に効果があるかどうかは不明です。我々も正社員、パートを区別なく採用を行っておりますが、正社員でも募集がありません。現在の介護人材の不足は正社員化を行うことで解消する程度のものではありません。絶対数が不足しているのです。正社員すら採用できない状況なのです。

依然として厳しい環境の中での新戦略に注目をしたいと思います。

パナソニック 「サ高住」で新戦略

FNNニュース11/23 00:36

高齢化時代の新たなビジネスモデル、「サ高住」に注目。
ゆったりと幅のある廊下に、広々としたベッドルーム。
パナソニックの介護事業を手がける子会社が、12月に都内にオープンする、サービス付き高齢者向け住宅。
「サ高住」といわれ、最近、注目を集めている。

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