無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
豊かな高齢者社会の構築に向けて、日々尽きることの無い気付き、出会いを綴って参ります。

カテゴリ: 介護・自立型高齢者住宅

<前回に続く>

(2)経営主体別施設数
施設の種類別に経営主体別施設数の構成割合をみると、その他の社会福祉施設等を除く各種類で「社会福祉
法人」の割合が最も多くなっている。また、有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅以外)では、「営
利法人(会社)」が82.7%と最も多くなっている。(表2)

2017年施設経営主体②

厚生労働省の2016年の社会福祉施設等調査が発表されました。平成28 年10 月1 日現在で活動中の施設・事業所について集計したものです。

1 施設の状況
(1)施設数・定員
施設の種類別に施設数をみると、「保育所等」は26,265 施設で前年に比べ685 施設、2.7%増加している。
また、「有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅以外)」は12,570 施設で前年に比べ1,919 施設、18.0%増加している。

施設の種類別に定員をみると、「保育所等」は2,557,133 人で前年に比べ75,163 人、3.0%増加している。
また、「有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅以外)」は482,792 人で前年に比べ57,964 人、13.6%増加している。(表1、総括表)

2017年施設概況①

<前回に続く>

あらゆる角度から睡眠を管理


ソニー・ライフケアの施設で実施している「スリープマネージメント」の取り組みもユニークだ。

生活を豊かにするには生活リズムを作ることが重要だという考えのもと、夜に質の高い眠りを得られるように工夫をしている。マットレスを個人に合わせてカスタマイズしているほか、レクリエーションの時間を夕方に設け、うたた寝を防止している。その時間帯に寝てしまうと夜に寝付きが悪くなり、睡眠の質が落ちてしまうためだ。それでもよく眠れない人には睡眠センサーも導入して指導しているという。

 内装や部屋の構造もコンセプトを踏まえた設計になっている。例として、ベッドを縦横どちらの向きにも置けるように18m2の部屋は間口3.4mを基準にした。これにより車椅子やリフトなどを持ち込んでも問題なく利用できるようになった。

PP(プライベート・パブリック)分離にも配慮している。老人ホームで一般的な引き戸は床や天井との間に隙間があり、室内にいても外の音が聞こえてしまう。プライベートな時間を守るため、25dBの遮音効果のある扉を設置した。

 井出氏が講演で繰り返し語ったのは「品質」だ。「一棟一棟ていねいに品質を作っていくことが、ひいては利用者の期待に添える形になる」(同氏)。今後の展開としては、年間何棟といった目標は掲げず、数年の間は多くても年数棟のペースで拡大していくという。

 井出氏は、「老人ホームに入る際、自宅からの転居、家族からの独居、新たな集団生活、という3つの苦渋の選択がある」と語る。多くの場合、老人ホームに入れる側にも罪の意識があり、入る側も入りたくないという思いがあるという。こうした中、同社が目指すのは、「『あのホームに住みたい』と言われる」(同氏)ような施設だと強調した。

ソニーの介護が目指す「気付きの品質管理」に大変興味があります。ICTを使った入居者の情報共有を行うことで入院率を低下させる取り組みやスリープマネジメントといった品質管理の取り組みに力を入れています。是非、その内容をオープンにして頂きたいと思います。ソニーの介護が取り組んでいる介護ノウハウを商品として、多くの施設で活用できるようにしていただきたいものです。
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デジタルヘルスDAYS 2017

“ソニーの介護”が追求する「気付きの品質管理」

ソニー・ライフケアの出井社長が語る

2017/10/17 08:30
宮川 泰明=スプール
 ソニー・ライフケア 代表取締役社長の出井学氏は、「デジタルヘルスDAYS 2017」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)の2日目のカンファレンスに登壇。同社が介護事業へ参入した経緯と理念について講演した。

ソニー・ライフケア 代表取締役社長の出井学氏
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 ソニーグループにはソニー生命という生命保険事業がある。コンサルティング型の販売を行っているため、顧客のニーズを聞く機会が多い。最近は高齢化に伴い「良い医者を探している」「良い老人ホームを探している」といった相談が増えていたという。

 こうした顧客の声を受け、また成長戦略の観点から、介護事業の立ち上げにつながった。ソニーのイメージとして強い、エレクトロニクス事業から始まった事業ではないと説明した。

 当初は、2013年に「ぴあはーと藤が丘」という全32室の小規模な老人ホームを買収したところからスタートした。ノウハウが全くない状態からのスタートだったため、数十の老人ホームを見学し、多くを学べる施設をパートナーとしてぴあはーと藤が丘を選んだという。

その後、2016年に自社ブランド「ソナーレ」を立ち上げた。現在までに2カ所(世田谷・浦和)で介護付き有料老人ホームを開業しており、全1300室ほどの規模になる(関連記事)

 介護事業を始めるに当たって作成した事業コンセプトは「Life Focus」。一人ひとりがしっかりと人生を生きるために何が必要かということを追求した。そこで、介護プランを作るケアマネジャーに加え、ホームでの生活、ライフプランを作るライフマネージャーという役職を設けた。入居者の希望に沿うケアができるよう、入居者の視点を大切にするためだ。

 同社が重視している指標の一つに「入院率」がある。入居者数と入居日数の積を分母に、入院者数と入院日数の積を分子にした数値で、入居者がどれだけ入院しているかを示す

高齢者が入院すると、退院後の身体機能が大幅に低下することが多い。入院率を下げるため、同社は「気付きの品質管理」を行っている。全職員がタブレット端末を持ち、「MICS」と呼ぶシステムで入力した情報を集約、管理する(関連記事)職員間の情報共有を徹底し、適切なケアをすることで入院を予防できるとする。

 その結果、ぴあはーと藤が丘は買収前も含めた16年間の実績で入院率1.88%と低い水準を維持している。井出氏はこれを「気付きの品質」を高めた結果だと位置付ける。その後、自社ブランドとして立ち上げた「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」では、最初の9カ月で入院率を1.05%に抑えられたという。

<次回に続く>

有料老人ホームの入居率が上がっているのは、新設の施設が減少しているからではないでしょうか?人材不足並びに建設費の高騰で新規開設に歯止めがかかっています。当然、入居率は上がってきますが、大変厳しい労働環境にあります。厚生労働省は入居率とあわせて、どうして経営実態も調査しないのでしょうか?いつも疑問です。サ高住しかりです。
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有料老人ホームの入居率83.5%に上昇
厚労省調査

CB news 2017年09月28日

厚生労働省は27日、昨年の「社会福祉施設等調査」の結果を公表した。有料老人ホームの入居率は83.5%で、前年と比べ0.8ポイント上昇した。全国に1万2570施設(前年比18.0%増)あり、定員は計48万2792人(同13.6%増)だった。【佐藤貴彦】

有料老人ホームの入居率は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)でない施設に限って厚労省が調べている。老人福祉法に基づく届け出を行っていない「未届けホーム」は含まれない。

 1万2570施設のうち、経営主体が「医療法人」は940施設(7.5%)。最も多いのは「営利法人(会社)」の1万398施設(82.7%)で、そのほか「社会福祉法人」が672施設(5.3%)、「公益法人・日赤」が15施設(0.1%)などだった。

 届け出を受けた都道府県(政令指定都市などの場合を含む)ごとの施設数は、大阪が最多の814施設で、以下は福岡(796施設)、神奈川(789施設)、北海道(750施設)、東京(739施設)などの順。

 定員は神奈川(4万6428人)が最多で、以下は東京(4万4477人)、大阪(3万8019人)、福岡(3万1361人)、埼玉(2万7953人)などと続いた。

 サ高住でもある有料老人ホームを含めた施設数は1万7409施設(前年比15.3%増)で、その定員は計64万816人(同13.4%増)だった。

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