無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

カテゴリ: 社会・文化

臨床宗教師という言葉があるのですね。医療機関や福祉施設、大災害の被災地などで、終末期の人々の心のケアを行う宗教者のことを指すようです。孤独死という言葉が一般化する社会で、人生最後の場を迎えるに当たり、救いを何に求めるか、はやり人間には導師が必要なのでしょうか。その中に注目すべき一文があります。
「死の恐怖をなくすためには、死後の世界の有無を含め、自分に都合の良い死後の状態を設定し、信じることが重要だとの主張は興味深い」
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<東北の本棚>死との向き合い方示唆
河北新報2019.1.27
 ◎人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる 谷山洋三 著
全ての生物と同様に、人間は死を避けることができない。死への不安や恐怖、死別の悲しみや後悔を抱えている人は多いはずだ。著書は「臨床宗教師」として多くの死に立ち会ってきた。本書は、その経験を基に、自分や身近な人の死と向き合うためのヒントを紹介する。

 臨床宗教師とは、医療機関や福祉施設、大災害の被災地などで、終末期の人々の心のケアを行う宗教者のことだ。特定の宗教に偏らず、布教を目的としないのが特徴だという。

本書はまず、自分の死について考える。死と向き合うことは自分と向き合うことで、自分を見つめるもう一人の自己を持つべきだと説く。死の恐怖をなくすためには、死後の世界の有無を含め、自分に都合の良い死後の状態を設定し、信じることが重要だとの主張は興味深い。
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東京消防庁が1月住宅火災で高齢者の死亡が8割となったことから緊急会議を開いています。高齢化→独居→火災→逃げ遅れ→死亡という構図が浮かび上がってきます。都内の高齢者世帯の約半数が独居世帯と考えると今後も火災事故による高齢死者の数は増えることが予測されます。一人暮らしの高齢世帯の比率は全国で東京都が最も高いのです。
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住宅火災の死者急増 東京消防庁が緊急会議 8割弱高齢者
産経新聞2019.1.30
 住宅火災による死者数が急増していることを受け、東京消防庁は29日、同庁消防学校(渋谷区)で緊急警防課長会議を開き、対策を協議した。同庁によると、1月の死者数は前年同期比11人増の18人(27日現在)で、うち高齢者が14人と8割弱を占めている。

 会議の冒頭、松井晶範消防司監は「火災件数は増えていないが、非常に憂慮すべき事態。1秒でも早い迅速な出場、救助を徹底してほしい」と訓示した。同庁では、緊急対策推進本部を設置して死者が出た住宅火災の情報分析に当たるほか、住宅街で火災への警戒を呼びかける巡回広報を強化する。

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災害公営住宅で60歳男性の孤独死で遺体が発見されました。死後数カ月が経過していたということです。ご近所付き合いがほとんどなかったと言われますが、地域のコミュニケーションが一旦壊れてしまうと新たに作り直すことが如何に困難かを感じます。やはり行政主導でフォローを行うしかないのでしょうか。
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災害公営住宅で男性孤独死か
河北新報2018.12.29
 仙台市若林区の災害公営住宅、荒井東市営住宅(11階、197戸)で、1人暮らしの男性(60)が死亡していたことが28日、分かった。男性の遺体は27日に発見された。死後数カ月経過しているとみられる。

町内会役員によると、男性は町内会に加入しておらず、近所付き合いはほとんどなかった。役員の男性は「面識はない。玄関先に郵便物がたまり、近所の住民らから不審に思う声が出ていた」と話した。
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女性は初対面でも雑談ができるが、男性はなかなか出来ないというのは当たっていますね。男性は目的や理由がないとコミュニケーションができないと指摘されます。孤独死に男性が多いのも日頃の雑談が出来ない不器用さも原因の一つかもしれませんね。「父親が目的意識を持って取り組めそうな地域活動や趣味のコミュニティーを選び、最初は一緒に行って顔見知りをつくり、道筋をつくってあげるのです」と対策を語られていますが、何か情けないです。
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女性は初対面でも雑談できるが男性はそれがなかなかできない
BIGLOBEニュース2018.12.28
 高齢者が集まる場で、男性がぽつんと孤立し、じっとしている光景をよく目にする。逆に高齢女性の方は元気いっぱいでおしゃべりも全開だ。

 こうした状況について、『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)の著書があるコミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんはこう語る。


「男女のコミュニケーションの特徴でもあります。女性同士は初対面でもいくらでも雑談ができ、すぐにほどよい関係を築けます。ところが男性同士は、たとえばゲームやスポーツなど、目的や役割、達成感がないとコミュニケーションができません。知らない人と無意味な会話はしない。どこでも仕事モードなのです。(女性セブン2019年1月3・10日号)

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岡山県井原氏の山あいの小さな集落で介護に疲れた妻が夫を浴槽で押さえつけ水没、殺害したという悲しいニュースです。もともとこのような中山間地域の集落に住む方々はお互いに支え合って暮らしているのではと考えますが、集落の共生の機能も崩れつつあるのでしょうか?胸が痛みます。
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介護中の夫を浴槽に沈めて殺害、容疑の妻逮捕
読売新聞2018.11.20
 自宅の浴槽に夫を沈めて殺害したとして、岡山県警井原署は16日夜、井原市井原町、無職森典子容疑者(71)を殺人容疑で逮捕した。                       
        

 発表では、森容疑者は15日午後9時頃、夫の岑生みねおさん(74)を自宅の浴槽で押さえつけて水没させ、殺害した疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、森容疑者は夫婦2人暮らしで、岑生さんを介護していた。岑生さんが利用するデイサービスの女性職員が16日午前に訪問した際、浴槽内で亡くなっている岑生さんを見つけ119番した。森容疑者は当時、自宅内に1人でいたという。近くに住む60歳代女性は森容疑者と親交があったといい、「元々、温厚で仲良しの夫婦だった。最近は夫の介護で少しやつれているように見えたけど、まさかこんなことが起こるとは……」と話していた。

 現場は井原鉄道井原駅から北西約2・5キロにある山あいの集落。

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