【壷内令子】ケアマネのシャドウ・ワークがまた増える? 要介護認定の主治医意見書の事前入手、ルール明確化への期待と不安 介護のニュースJOINT 2025.7.14
ケアマネのシャドーワークが増え続けています。これは明らかに国の制度設計に問題があると言わざるを得ません。
今度は要介護認定に不可欠な主治医意見書について厚生労働省は先月末の審議会で、申請者が事前に自ら入手しても差し支えないことを、ルール上明確にすることを提案したとのこと。 その申請者に身寄りがなくて、自らが申請ができないときにはケアマネが動かざるを得ないのではないか、そこに又新たなシャドーワークが発生するのではないかとの心配の声です。
厚労省の調査によれば、92.3%の自治体では市町村が主治医に意見書の作成を依頼する方式を採用している一方で、2.9%では申請者が意見書を事前に取得する運用が行われていると言われます。市町村は手間を省きたいが、その分、ケアマネに仕事が降られていることが懸念されています。
要介護認定の審査を早めるためにも主治医意見書が早く提出されることが望ましいのですが、その負担を巡って行政とケアマネのシャドーワークが増えるのもかないません。
「将来的に介護情報基盤が整い、主治医意見書の電子化やオンライン提出が実現すれば、こうした負担やリスクは大幅に軽減されるはずです。しかし、その実現までの間に生じる現場の混乱やケアマネジャーの疲弊を防ぐため、丁寧な制度設計と運用が欠かせません」(ケアマネの壷内令子氏)が述べておられますが、このような話が介護保険制度が始まって25年経って議論すべきことでしょうか?
全てにおいて制度が追い付いていない、そのしわ寄せが現場のシャドーワークとなって関係者を苦しめる結果になっています。どうして国はもっと速やかに制度設計ができないのでしょうか?
ケアマネのシャドーワークが増え続けています。これは明らかに国の制度設計に問題があると言わざるを得ません。
今度は要介護認定に不可欠な主治医意見書について厚生労働省は先月末の審議会で、申請者が事前に自ら入手しても差し支えないことを、ルール上明確にすることを提案したとのこと。 その申請者に身寄りがなくて、自らが申請ができないときにはケアマネが動かざるを得ないのではないか、そこに又新たなシャドーワークが発生するのではないかとの心配の声です。
厚労省の調査によれば、92.3%の自治体では市町村が主治医に意見書の作成を依頼する方式を採用している一方で、2.9%では申請者が意見書を事前に取得する運用が行われていると言われます。市町村は手間を省きたいが、その分、ケアマネに仕事が降られていることが懸念されています。
要介護認定の審査を早めるためにも主治医意見書が早く提出されることが望ましいのですが、その負担を巡って行政とケアマネのシャドーワークが増えるのもかないません。
「将来的に介護情報基盤が整い、主治医意見書の電子化やオンライン提出が実現すれば、こうした負担やリスクは大幅に軽減されるはずです。しかし、その実現までの間に生じる現場の混乱やケアマネジャーの疲弊を防ぐため、丁寧な制度設計と運用が欠かせません」(ケアマネの壷内令子氏)が述べておられますが、このような話が介護保険制度が始まって25年経って議論すべきことでしょうか?
全てにおいて制度が追い付いていない、そのしわ寄せが現場のシャドーワークとなって関係者を苦しめる結果になっています。どうして国はもっと速やかに制度設計ができないのでしょうか?

