脳卒中は認知症の発症要因になるといわれています。そうでなくても60歳を過ぎれば毎年の脳ドックあたりは必要なようです。後述の脳卒中予防10か条をしっかりと認識したいと思います。
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地域医療を考える
脳卒中 生活習慣病改善で予防 しびれや言葉の障害、要注意
毎日新聞
医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。
脳卒中は認知症の発症要因になるといわれています。そうでなくても60歳を過ぎれば毎年の脳ドックあたりは必要なようです。後述の脳卒中予防10か条をしっかりと認識したいと思います。
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地域医療を考える
毎日新聞
2017年09月30日 11時15分 PRESIDENT Online
介護業界のスタッフが「困難事例」と呼ぶ介護利用者がいる。暴言や暴力だけではない。なかには洗髪後に「かぶれた頭皮の治療代をよこせ」と現金を要求されることもあったという。本人だけでなく家族が凶暴なクレーマーになることもある。介護スタッフが日々怯え、頭を悩ます「困難事例」の実像とは――。■介護業界における「困難事例」の高齢者とは?
介護業界には「困難事例」という用語があります。
これは自宅で介護を受ける高齢者など、利用者側になんらかの問題があり、介護サービスを提供する側が対応に苦慮したり、トラブルが生じたりする、といった事例をさす言葉です。
その困難を主に受け止め、どう対処すべきか頭を悩ませるのは、ケアマネージャー。利用者側(本人や家族)と相談してケアプランを作り、介護サービスの連絡調整・実施管理を行う司令塔役です。
困難事例は、介護サービスを提供する側が以前から抱えている問題であり、「当事者」でなければ直接関係はありません。ただ、広く介護現場の世界ではどんな困難やトラブルが起きているのか知っておいてもいいでしょう。
いったいどんな行為や言動が「困難事例」に該当するのか。
自分の老親が介護サービルの利用を始めた時、そのことを知っておけば、ケアマネージャーから「あのお宅は困難事例の利用者だ」と見られずにすみます。そこで、困難事例の実情を知るべく、現場で活躍中の男性ケアマネMさんとIさんに話を聞きました。
▼「介護利用者の1割は困難事例です」Mさんは言います。
「ケアマネは例外なく困難事例を体験していますが、実際に担当することが多いのは男性ケアマネですね。精神的にキツいケースや身に危険が及ぶケースもあって、女性ケアマネがそういう利用者さんに当たってしまった場合、急遽、男性ケアマネが代わって担当することが多いからです。どこからが困難事例か、という線引きは難しいので統計などはないと思いますが、私の経験では担当する利用者さんの1割ほどが困難事例です」
ひとりのケアマネージャーが担当するのは30件ほどですから、平均すると3件くらいの困難事例を抱えていることになります。「ここからが困難事例の利用者」という線引きは難しいということですが……。
「困難事例には、要介護者ご本人に問題がある場合と、介護をする家族に問題がある場合があります。その両方に共通するケースで一番多いのは、サービス提供者に対するクレームですね」(Mさん)
■「水道代を補填しろ」「かぶれた頭皮の治療代をよこせ」
たとえば、どんなクレームなのでしょうか。
「訪問介護のヘルパーさんの対応や言葉づかいなどにちょっとでも気に食わないことあると怒鳴りつけ、ヘルパーさんを精神的に追い詰めるんです。連絡を受けて駆け付けたケアマネに対しても同じクレームを言い続け、事業所には『担当を変えろ』と言う。そういう“結果”を引き出すことが快感なのか、『オレはヘルパーとケアマネを十何人辞めさせた』と自慢げに話す利用者さんがいました。
2017年09月30日 07時00分 NEWSポストセブン
病院の実態はそこで働く看護師が一番知っている。そんな看護師たちが勤務先の病院を口コミで査定する『ナスコミ』というインターネットサイトがある。
2014年開設の『ナスコミ』に登場する病院は約10万件。もともと看護師が就職、転職する際に情報を交換、共有するために始まった会員制の投稿サイトで、全国の現役看護師たちが勤務経験のある病院をコメントと共に「5つ星」で評価する。会員登録は現役看護師に限られるが、会員でなくても口コミの一部を閲覧できる(最初の60文字まで)。
勤務先への評価は総じて厳しい。例えば、1000もの病床を誇る都内の大学病院Aは星3つで、300件以上の投稿がある。
〈ボーナスがしっかり6.2か月分出るのが嬉しい〉といった好評価もあるが、〈圧倒的な人員不足と過剰な手術件数で、手術室はキャパオーバー〉などの酷評が星を減らしている。現役の看護師が言う。
「一般の求人情報では分からない現場の実態がシビアに書いてあり、参考になります。また教育がしっかりしている、サービス残業が多いなど、転職希望者が“知りたい情報”があるのです」
そうした看護師の勤務実態は、通院、入院する患者のケアにも影響を及ぼすともいえる。『ナスコミ』での評価は病院や医師選びの参考になり得る。東京の下町にある救急総合病院Bは星2.5。そこにはこんな“告発”が記されていた。
〈オムツ交換時のお尻拭きはオシボリを使用。それを洗って使い回しています。その結果、病気の感染が広がり大変なことになりました。それでもオシボリを使い続けていて、毎日下痢の対応をしています〉
先の現役看護師によれば、「数十年前ならともかく、近年は感染症対策から、使い捨てペーパーを使うところが増えています。おしぼりを使う場合でも、厳重に消毒します」というから、事実ならBの衛生面は杜撰だ。
やはり星2.5の千葉県の大規模病院Cには、さらに怖い口コミがあった。
〈心電図、脈波などのモニタに出る危険な波形を読めない看護師が多く、アラームが鳴っても消すだけ。そもそもナースコールは取らないようにしている〉
〈患者誤認等で起こったインシデント(医療事故が起こり得た事態)を報告していない場合もある〉
つまり患者を取り違えて治療したが、異変がなかったからそのままにしている──というのだ。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が言う。
「このサイトの良さは、病院で働く人の連携を知ることができる点です。チームワークが良ければ、医療や看護の質も上がります。ただ、口コミサイトは95%が閲覧者で、書く人は5%と言われていますから、これがその病院の全てとは思わないほうが良いでしょう」
看護師の愚痴と本気の警告を見極める必要がある。