成年後見人の横領事件では勾留を認めない、ということを初めて知りました。検察の勾留請求を地・簡裁が却下した割合が増えているようです。そのなかでも電車痴漢を成年後見人の横領事件を最高裁が勾留を認めないという地裁の判断を支持したことにも却下率の上昇を後押ししていると言います。成年後見人の横領事件と電車置換が同列に扱われる意味がわかりません。
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時事通信2018.04.30
「勾留認めず、1割超え=東京と熊本、全国でも5%迫る-裁判官の意識変化か・最高裁」より
警察が逮捕した容疑者を取り調べるため、身柄拘束の許可を求める検察の「勾留請求」を東京地・簡裁が却下した割合が2017年に12.69%となり、統計が残る1985年以降、初めて1割を超えたことが28日、最高裁への取材で分かった。
あるベテラン裁判官は「最高裁が14年と15年、電車内痴漢と成年後見人の横領事件で、勾留を認めない地裁判断を支持したことも、却下率の上昇を後押ししている」と指摘する。