無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

2019年12月

認知症予防にコーヒーが良いとなれば、皆さんほっておかないでしょう。1日に2杯以上のコーヒーを飲んだ人は、そうでない人よりアルツハイマー認知症の発症物質が3倍少なくなったという研究発表です。
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一日2杯のコーヒー飲めば認知症リスクが3分の1に減少
東亜日報2019.12.31
 コーヒーをたくさん飲めば、認知症のリスクが減るという国内研究グループの分析結果が出た。
29日、キム・ジウク翰林(ハンリム)大学東灘聖心(トンタンソンシム)病院精神健康医学科教授と李東映(イ・ドンヨン)ソウル大学病院精神健康医学教授の研究グループによると、1日に2杯以上のコーヒーを飲んだ人は、そうでない人よりアルツハイマー認知症の発症物質が3倍少なくなった。
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医療改革は保険料、窓口負担、薬代アップという家計へのトリプルダメージになることを我々は認識しなければならない。保険料値上げ、窓口負担増に続く医療費改革が「薬代」の大幅アップということに多くの国民は気づいていない。市販薬と同じような効果の「市販品類似薬」を医療保険の対象から外し、全額自己負担で買わせることを検討している。そのことで病院で処方をしてもらっている湿布薬は80倍にビタミン剤は76倍となる。
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医療費改革で75歳超の薬代大幅アップ 湿布80倍、ビタミン剤76倍
マネーポストWEB2019.12.31
 政府は医療費を抑えるための制度改革を次々と打ち出そうとしている。その第一弾として、政府は2020年6月に自営業者や退職後の元サラリーマン(75歳未満)が加入する国民健康保険の保険料を値上げする方針だ。そして、第二弾として準備しているのが、75歳以上の窓口負担を現行の1割から2割に引き上げる案だ。

 この保険料値上げ、窓口負担増に続く医療費改革が「薬代」の大幅アップだ。これはすべての世代に影響が及ぶ。

しかし、「全世代型社会保障検討会議」では、ドラッグストアなどで購入できる市販薬と同じような効果の「市販品類似薬」を医療保険の対象から外し、全額自己負担で買わせることを検討している。

 保険対象外となる薬の候補は、風邪薬(漢方の感冒薬)や花粉症治療薬、湿布薬、ビタミン剤、皮膚炎や乾燥肌などの痒みを取る皮膚保湿剤などが挙げられている。

湿布1袋の医療保険の薬価は320円で、窓口負担1割となる75歳以上の人は「32円」で購入できる。それに対して同成分の市販薬のメーカー希望小売価格は2551円なのだ。

腰痛や関節炎でつらい思いをして病院で医療用(保険薬)の「湿布」の処方を受けていた75歳以上の人が、湿布が保険の適用除外になって、ドラッグストアで買わなければいけなくなると、支払う薬代は一気に約80倍にハネ上がる計算である。

 同様に計算していくと「ビタミン剤」の薬代は約76倍、「漢方薬(感冒薬)」は約46倍、「皮膚保湿剤」は約22倍に負担が膨れあがることがわかる。

 年金生活の高齢者にとって風邪を引いても高くて薬が買えないという状況に直面しかねない。医師の間にも、「市販品類似薬」の保険適用を除外すれば、高齢者の薬の買い控えが起き、病状を悪化させてかえって医療費の増加を招くと懸念する声が上がっている。

 医療改革は保険料、窓口負担、薬代アップという家計へのトリプルダメージになる

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日本の精神医療の異常さに警鐘を鳴らす人権侵害国家賠償訴訟が来年春にも開始される。「精神医療国家賠償請求訴訟研究会」の代表東谷幸政氏は、精神保健福祉士として精神科医療の現場に携わる中で、「精神障害者の地域での受け皿は全然足りず、長期入院患者は国策の被害者だ」と強く思ってきた。
長期入院が常態化している構造を抜本的に変えるには、訴訟が必要―と考え提訴に踏み切った。小さな一歩かもしれないが、世界的にも遅れている日本の精神科医療が変わるかしれない。
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精神科長期入院 春にも提訴 「人権侵害」国に賠償求め
信濃毎日新聞2019.12.31
 旧精神衛生法(現精神保健福祉法)に基づく精神科病院への長期入院や入院制度で人権を侵害された―として、群馬県太田市と鹿児島市の男性2人が、2020年春にも国に損害賠償を求めて提訴することが分かった。2人は諏訪郡富士見町の精神保健福祉士、東谷幸政さん(65)が代表を務める「精神医療国家賠償請求訴訟研究会」(事務局・東京)のメンバー。30日までに、それぞれの地元地裁に提訴する方針を固めた。長野県内で原告になる人は今のところいないが、県内関係者も訴訟が精神障害への偏見の払拭(ふっしょく)や、長期入院施策の見直しにつながることを期待する。

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マッスルスーツが大幅値下げ、約50万円から13万6000円になったという、うれしいお知らせ。材料の変更や製作工程の変更で可能になったということだが、この値段になるのに一体何年かかったのか?福祉用具の技術革新のスピードに問題はないのか?しかし、とりあえず朗報である。
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マッスルスーツ36万円値下げで「うれしい悲鳴」
Yahoo!ニュース2019.12.30
 イノフィス、月1000―2000台ペースで販売急拡大

 イノフィス(東京都新宿区)が手がける装着型ロボット「マッスルスーツエブリィ」の販売が急拡大している。11月の新型機発売を機に、本体価格(消費税抜き)を49万8000円から13万6000円に引き下げたことが奏功した。「旧機種は4年間で4000台程度の売り上げだったが、足元では月1000―2000台ペース」(イノフィス)という。

低価格にできたのは、本体をアルミニウム製から樹脂製に置き換えたこと。一体成形で量産しやすくした。マッスルスーツは介護や農作業などで腰痛負担を軽くする効果は知られていた。「ただ価格が50万円前後だと、尻込みする客が多かった」(同)。

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認知症高齢者の増加に伴い、認知症を良いことに都合の良い遺言書を書かせる事案が増加しているという稲葉治久弁護士の話。それに対する対抗手段はあるのか。医師の診断書を提出し、遺言書が無効であることを裁判所に認めてもらうか、少なくとも遺留分を請求できる「遺留分侵害額請求権」を主張するしか方法はない。最も有効な方法は意思能力があるうちに、公正証書遺言を残すのが確実ということである。転ばぬ先の杖。
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「亡くなるまで、周囲の家族はだれもが遺言書の存在を知らなかったんです…」
認知症高齢者をそそのかして「遺言書」を…対抗策はあるか?

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