一般社団法人ロングライフサポート協会は2011年から14年間にわたり235名の方々を対象にフルパッケージ(身元保証+金銭管理+日常生活支援+死後事務委任)の身元引受事業を行って参りました。

 当初は施設入居の際に身元引受人がいない、生活保護受給高齢者を中心に行政と連携のもと身元引受をさせて頂いておりましたが、ここ数年で一気に環境が変わってきたと実感しております。  

 その背景にあるのは2025年問題。団塊の世代800万人全てが後期高齢者になるこの時点で社会の構造が大きく変わり始めたと考えられます。  
 
 子供のいない高齢者世帯が高齢者世帯の3分の1に達する、本格的に身寄りのない「無縁社会」の時代が本格的に到来したと考えるべきかと思います。

 社会構造が変わる中、医療も介護も従来の延長上では事業運営が難しい時代が到来しています。無縁社会のにおける新たな仕組み「身元保証から地域保証」の仕組みを公的機関、企業、地域の資源を組み合わせて早急に構築する段階にきているのではないでしょうか。

 そのためには、当協会の力だけでは足りず、施設、病院行政、居宅、企業と、それぞれが得意な分野で活躍していくことが肝要です。我々も各地域とりわけ身寄りのない独居高齢者が急増する関東圏に拠点拡大を急ぎます。

 身元引受事業を中心に、医療、介護、行政の皆様との連携を強化すると同時に、弁護士等士業の皆様、不動産事業者、葬祭事業者等広範囲に連携をしながら、地域保証のプラットホーム作りに全力を注ぎます。

身元保証から地域保証の時代へプラットホーム構築