無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

2026年03月

日本経済新聞の2025年11月26日掲載記事「身寄りなき高齢者いつ困る? 入院や葬式...『伴走者』必要な29場面」では、身寄りのない高齢者(おひとりさま高齢者)が直面しやすい具体的な困りごとを、ライフステージに沿って29の場面に整理しています。

この記事は会員限定(有料)コンテンツのため、全29場面の完全なリストと詳細な記述は公開されていません。公開部分や関連報道、類似の議論(厚生労働省資料や日本総合研究所の報告など)から推測される主なカテゴリと代表的な場面は以下の通りです。 これらは記事でライフステージ(健康期 → 医療・介護期 → 終末期 → 死後期)ごとに分類され、合計29場面としてまとめられていますが、今回当協会がまとめました主なカテゴリと代表的な場面の31事例を参考にして下さい。

1. 健康期・日常生活関連(見守り・金銭管理・住まい維持など)   
①日常の見守り・安否確認が必要になる場面   
②公共料金・家賃・携帯料金などの支払い滞納リスク   
③日常的金銭管理(預貯金の管理、詐欺被害防止)   
④ゴミ屋敷化・住環境悪化の防止   
⑤ペットの世話・多頭飼育対応   
⑥孤独死リスクへの日常的対応

2. 医療・入院関連(緊急時・入院時)   
⑦緊急時の連絡・駆けつけ(救急搬送時の同乗など)   
⑧入院時の身元保証人・緊急連絡先対応   
⑨手術・治療方針の同意・意思決定支援   
⑩入院費の保証金の支払い・医療費等支払い代行・限度額適用認定証の手続き   
⑪入院中の物品持ち込み・送迎   
⑫退院時の送迎・自宅環境調整

3. 介護・施設入居関連   
⑬介護施設・高齢者住宅の探索   
⑭介護施設・高齢者住宅への入居時の身元引受・保証人   
⑮入居契約手続き・保証人対応   
⑯施設入居後の生活支援・見守り   
⑰転居・施設間の移動支援   
⑱電気・ガス・水道の停止手続き   
⑲残置物処理・不動産売却・賃貸借契約の解除

4. 終末期・看取り関連   
⑳終末期の意思決定支援(延命措置・尊厳死など)   
㉑危篤・死亡時の即時連絡・駆けつけ(24時間)   
㉒看取り対応・付き添い 5. 死後・終活関連(死後事務)   
㉓死亡時の遺体搬送・安置   
㉔葬儀・納骨の手配・執行   
㉕親族等連絡・手配   
㉖死亡届・役所手続き(年金停止・保険解約など)   
㉗遺品整理・家財処分・部屋の明け渡し   
㉘残置物処理・原状回復   
㉙施設退去手続きと精算   
㉚相続手続き・財産整理   
㉛各種契約の解約・清算

これらの場面は、家族がいれば自然に担われるものが多く、身寄りがない場合に医療機関・介護施設・行政・大家、場合によってはケアマネージャーや介護スタッフ、ソーシャルワーカーなどが対応に困る典型例です。

記事では、これらを「身元保証」「日常生活支援」「死後事務」の3本柱で分類し、民間の高齢者等終身サポート事業者(伴走者)が包括的に対応する必要性を強調しています。 全リストの入手方法 •最も正確な全29場面を知るには、日本経済新聞電子版(有料会員)で該当記事を直接ご覧になるのが確実です。

関連する業界団体(例:一般社団法人ロングライフサポート協会)や厚生労働省の「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」なども参考になりますが、記事独自の29場面リストは日経のものがオリジナルです。  

ご自身やご家族の終活準備として、上記31場面をチェックリストに活用されることをおすすめします。必要に応じて、信頼できる終身サポート事業者への相談も有効です。
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終身サポート事業比較













 

高齢者等終身サポート事業者(旧称:身元保証等高齢者サポート事業者)の比較について、2026年現在の主なポイントをまとめます。

事業者数は全国で400社以上と急増しており、サービス内容は共通点が多い(身元保証・日常生活支援・死後事務の3本柱)一方で、料金体系・信頼性・倒産リスク対策・専門家連携などで差が出ています。

20246月に厚生労働省など9省庁が策定した「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」を参考に選ぶのが基本です。このガイドラインにはチェックリストが付いており、契約前に事業者の対応を確認するのに有効です。

主な比較ポイント

  • 初期費用・預託金:契約金(入会金) + 死後事務預かり金(葬儀・遺品整理・役所手続き用)が主。総額100200万円以上が相場で、低所得者にはハードルが高い。

  • 月会費:見守り・安否確認などで発生する場合あり(01万円程度)。

  • 信頼性:202511月に設立された業界初の団体「一般社団法人全国高齢者等終身サポート事業者協会(全終協)」の正会員は、外部審査を経てガイドライン準拠を担保。会員事業者が倒産した場合、他の会員が業務引継ぎする仕組みあり。

  • 自治体モデル:民間が高額で利用しにくい場合、低所得者向けに社会福祉協議会などが提供する公的寄りのサービス(例:文京区「文京ユアストーリー事業」、川崎市「未来あんしんサポート事業」など)が全国で拡大中。信頼性が高くおすすめ。

  • トラブルリスク:過去に預託金の返還拒否や不透明料金の事例あり。急かさず複数社比較を。 

 

代表的な事業者比較例(2026年時点の公開情報に基づく目安・一部抜粋)

事業者/団体

母体/特徴

初期費用目安(契約金+預託金)

月会費例

強み・ポイント

全終協会員

一般社団法人ロングライフサポート協会

NPO/一般社団法人

比較的幅広い層対応(詳細は相談)

変動

生活保護層から富裕層まで対応可能、他社との相違点として広範な支援を強調

不明

あかり保証(株式会社)

弁護士・司法書士・看護師連携

88万円〜(入会金) + 預託金

あり(年齢による)

専門家直営で料金透明、リーズナブル。全終協設立メンバー

はい

OAGウェルビーR(株式会社)

民間企業

88万円〜 + 預託金100万円〜

1万円前後(年齢による)

ベーシックプラン例で詳細公開、同居人割引あり。全終協関連

関連

ティア(ティアの会)

葬儀社系

7880万円〜(身元+葬送)

5,500円〜

葬儀・納骨に強い、柔軟調整可能

不明

いきいきライフ協会

協会系

詳細相談

変動

ガイドライン提言に関与、トラブル事例を教訓に透明性重視

関連

プラスらいふサポート

司法書士法人グループ

61万円〜(スタンダード)

-

明瞭料金、遺言・後見も併用可能

不明

(注:料金はプラン・年齢・地域により変動。最新は各公式サイト・無料相談で確認を。)

選び方のポイント(ガイドライン準拠でチェック)

  1. 情報公開の透明性:サービス内容・料金・契約書サンプルを明確に公開しているか。

  2. 預託金の管理:信託銀行などで分別管理(倒産時保護)。

  3. 履行保証:死後事務の確実性、事業者倒産時の引継ぎ体制(全終協正会員が強み)。

  4. 専門家連携:弁護士・司法書士・ケアマネなど多職種で対応。

  5. 相談のしやすさ:複数回無料相談OK、急かさない。

  6. 口コミ・実績:トラブル歴なし、設立年数・会員数。

身寄りなしの高齢者支援は公的セーフティネット(生活保護・成年後見)と民間を組み合わせるのが理想です。まずはお近くの社会福祉協議会や地域包括支援センターに相談し、民間が必要なら全終協正会員やガイドラインチェックリスト活用を推奨します。

ご自身の状況に合った事業者を選ぶため、複数社(最低23社)の無料相談をおすすめします。

(32 ウェブページより)

 


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当協会の金銭管理システムを300人の利用者管理体制モデルにバージョンアップしました。恐らく業界最高レベルの管理システムだと思います。その特徴は次の通り。https://ll-support.jp/%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%95%e3%82%b5%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e5%8d%94%e4%bc%9a%e3%81%ae%e8%b3%87%e9%87%91%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%83%a2%e3%83%87%e3%83%ab%ef%bc%88%ef%bc%93/

1.
資金管理の全体像と「3口座構造」

このモデルの核心は、法人の運営費と利用者の資産を完全に切り離す「預り金分離モデル」にあります。

  • 法人運営口座: 職員の給与や事務所の経費など、法人の活動資金を管理します 。
  • 預り金管理口座: 利用者から預かった資金を「信託的」に管理する専用口座です 。
  • 支払専用口座: 施設や医療機関への振込・決済のみを行うための窓口口座です 。

2. クラウド財産管理(デジタル台帳)

一つの預り金口座の中に、複数の利用者の資金が混ざらないよう、システムで個別に管理しています。

  • 利用者別台帳: クラウド上で利用者ABCと個別に残高を記録します 。
  • 一致の原則: 「実際の預り金口座の総残高」と「クラウド上の利用者別台帳の合計値」が常に一致していることを確認します 。

3. 内部統制とガバナンス(不正防止策)

勝手な出金ができないよう、厳格なプロセスが組まれています。

  • 支払承認フロー: 「担当者が入力」「管理者が承認」「振込実行」というステップを踏み、1人の判断で送金できない仕組みになっています 。
  • 監査と透明性: 四半期ごとに監査を行い、残高照合を実施します 。現在は毎月の監査を行っておりますが、一定資金を事前に預かることで四半期ごとの監査体制に移行する予定です。
  • 利用者への報告: 利用者本人に対して毎月収支報告を行うことで、外部に対する透明性を確保しています 。
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生活保護高齢者問題













「生活保護申請、過去最多の25万件超。6割が病気・ケガで困窮し、4割超が真冬の暖房を我慢」
との記事が出ていますが、高齢者の生活保護問題が欠落しています。

 高齢者世帯の割合は受給者全体の約55.1%を占めており、その数は増加傾向にあります。多くは身寄りがありません。  

 数字だけ見るとわずかな増加に思えますが、重要なのは「6年連続で増加している」という点と、「現行の調査手法となった2013年以降で最多」を更新し続けている点です。物価高の影響により、年金だけでは生活できない高齢者が申請に踏み切るケースが目立っています。今後さらに高齢者の生活保護利用が増える可能性は高いと考えられています。

主な理由は以下の3点です。
「無年金・低年金」層の高齢化: 自営業者などで国民年金のみ(あるいは未納)だった世代が高齢期に入り、貯蓄が底を突く「老後破産」のケース。

単身世帯の増加: 家族の支えがない一人暮らしの高齢者が増えており、住居費や介護費の負担を一人で抱えきれなくなる。

物価高騰と賃金の乖離: 年金額の伸びが物価上昇に追いつかず、実質的な生活水準が低下している。

今後の見通し
 なぜ「急増」が懸念されるのか 数字上は微増に見えますが、現場や専門家が「急増」を危惧しているのには理由があります。

「持ち家なし」高齢者の増加: 賃貸住まいの現役世代が高齢化しており、年金から家賃を払うと生活費が残らない世帯が予備軍として膨らんでいます。

物価高の定着: 2024年〜2025年にかけての食料品・光熱費の高騰は、固定収入である年金生活者にとって「実質的な減額」と同じダメージを与えています。

就労困難な高齢者の増加: 70代前半まで働いて生活を維持していた層が、健康上の理由でリタイアせざるを得なくなった際、即座に保護が必要になるケースが目立ち始めています。

こうした背景から、今後2030年代にかけて「団塊の世代」がさらに高齢化するにつれ、数字はもう一段階跳ね上がるという予測が一般的です。
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