6月の生活保護受給190万人突破 半年で10万人受給増(9月23日)
全国で生活保護を受給している人が6月時点で190万7176人に上ることが22日、
厚生労働省の集計で分かった。190万人を超えたのは、戦後の混乱の余波で
受給者が多かった1955年度(月平均で約193万人)以来。
180万人を超えたのは昨年12月で、それからの半年で10万人増えた。リーマン・
ショックによる景気低迷の影響で2008年12月以降はほぼ毎月、前月より1万人
以上増える傾向が続いており、6月は前月比で約1万9千人の増加となった。前年
同月比では約20万8千人増。
都道府県別では、最も多いのは大阪の約27万8千人。次いで東京(約25万人)、
北海道(約15万7千人)などの順。東京と大阪だけで全体の約3割を占めた。
また、受給世帯数は137万7930世帯だった。08年5月以降、過去最多を更新し
続けている。
生活保護の受給者数は、バブル崩壊後の95年度の約88万人を底に増加に転じ、
06年度には150万人台に。08年度後半からは、半年に10万人のペースで増え
続けている。
これまでに受給者数が最も多かったのは、52年度の約204万人。
世帯の内訳でみると、高齢者世帯(約59万5千世帯)が最も多く、傷病者世帯
(約30万2千世帯)、障害者世帯(15万3千世帯)、母子世帯(約10万5千世帯)
と続いた。
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生活保護受給者の中で、高齢者世帯は全体の43.18%を占めていることになります。
今後高齢化の進展でさらに増加傾向に拍車がかかることになるでしょう。
高齢者の問題≒生活保護の問題とんでもない時代になったものです。
そうなればなるだけ、高齢者住宅におけるローコスト、ロープライスのコンセプトの重要性
が増してきます。
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