今日の病院数の減少の理由がどこにあるのかの深堀をせねばなりません。 経営悪化で病院数の減少・・・経営悪化の原因については何も触れておりません。 民間参入だけで解決する問題でしょうか? 日本の医療体制そのものに言及すべきではないのでしょうか?当然、同族経営 や建物・設備の高コスト構造や経営ノウハウの問題はあるでしょうが、 少子高齢化が進む日本の人口動態の変化に対して、医療改革が遅れいてるのが 最大の問題ではないでしょうか。環境変化に適応できていない現在の制度に 問題があると思わざるを得ないのです。 そしてそれは医療だけでは解決はしません。医療と介護が両方相まっての取り組 みが必要なのです。医療保険の約4割を70歳以上が使っている今日、この両者の 連携を抜きには何も進まないのではないでしょうか。医療と本格的に連携が取れないと このままでは介護も同じ運命をたどってしまうことになるのではないかと案じています。 如何に一体的な取り組みをするかが課題となっているのです。国はもっとこの分野に しっかりとメスを入れねばなりません。人口動態を見たうえで、医療が医療単体で完結 できなくなっている部分が生じ始めていることをしっかりと見極めねばなりません。 少なくとも介護は民間企業の参入が認められているだけに、まずはここからでも 我々は改革をしてゆかねばなりません。そして、介護から医療の改革を促進すること も考えねばなりません。