人工透析はもう要らなくなる、というびっくりする報告が今週の週刊現代に掲載されました。

東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科主任教授の横尾隆氏が11月23日に「ネフロン前駆細胞からの腎臓再生成功」との研究成果を発表成果を発表し、国内外で多大な反響を呼んでいる、というものです。

これが実現できれば後10年以内に透析の必要性が無くなり、33万人の患者が救われ、1.4兆円の医療ビジネスが消滅すると言われています。

研究は最終段階に入っており、いよいよヒト臨床試験へ進むことになるようです。一日も早い実用化が期待されますが、成功すればあまりに巨大化した透析ビジネスの存続が問われることになります。

透析医療の現状と課題、国の取り組みについて下記のように説明されています。最新の再生医療を阻む要因となるのでしょうか?最終的には国がどのように動くかでしょう。


透析患者は病院にとっては貴重なお客様で、1人年間500万円という額は患者を一人つかまえるごとにベンツを1台買えると喩えられるほどと言われます。

目先の利益から腎臓病患者にむやみに透析を進める動きもあるようです。

「本来、透析が必要となる基準は腎臓の機能が7%前後まで低下した場合です。そこに至るまでに保存療法で低下を防ぐという方法があるにはある。具体的には薬を使いながら徹底したたんぱく質や塩分の制限などの食事管理を行うことで生活を改善し、腎機能の維持を目指す、というものです。

後は運動指導。但し、保存療法はかなりの手間がかかるわりに、患者一人で50万円程度しか儲からない。透析で一人あたり約500万円程度稼げると考えると、どうしても透析を提案したくなります。患者さんからしても、透析は障害者1級扱いだから自己負担は少ないですが、保存療法だと通常通りの3割負担となる。結局透析を選ぶ方がほとんどなのです。それほど病院にとって貴重な「収入源」である人工透析。それが再生腎臓の実現によって必要なくなるとすれば・・・・」

ある糖尿病専門医曰く、「日本中でどれだけの病院・医院がつぶれるか、想像ができません。透析患者は病院にとって「ドル箱」で、患者がほかの病院に流れないよう、今まで必死につなぎ止めてきました。透析室をホテルのように改装して高級感を出したり、コンビニ営業のように1年365日透析が出来ると謳う病院もザラです。」

日本の医療費全体の約5%を占める透析医療費を放置できなくなっているのは事実だ。国は透析の診療報酬を2年に一度ずつ下げて、感謝数が増えても医療総額が抑えられるように調整を試みている。