直葬が増えています。直葬の割合は最近1年間で約13%という報告があります。その理由の最大は経済的理由と言われます。生活困窮の末、葬儀費用が捻出できずに直葬に至るという構図です。そうした中、福岡県の牧師達30人がNPO法人「おとむらい牧師隊」を結成し宗派に関係なく、無料で牧師を派遣し、遺族と一緒に祈りをささげて最後の別れを手伝うという活動を展開しています。感謝しか言葉がありません。
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困窮で「直葬」選ぶ遺族支援 無料で牧師を派遣 福岡のNPO「おとむらい牧師隊」
西日本新聞2018.08.24
福岡県内の牧師たちがNPO法人「おとむらい牧師隊」(石村修善代表、福岡県那珂川町)を結成し、経済的な理由で、通夜や告別式などをせず火葬だけの「直葬」を選ぶ人を弔っている。依頼があれば、福岡都市圏の火葬場や遺体安置所などに無料で牧師を派遣し、遺族と一緒に祈りをささげて最期の別れを手伝う。
東京の葬儀社アーバンフューネスによると、直葬を選ぶ割合は約13%(最近1年間、同社調べ)と増加傾向にある。葬儀関連サイトを運営する鎌倉新書(東京)の14年の調査では家族が直葬を選ぶ理由は「経済的理由」が58%と最多。昨年の調査では葬儀の平均総額(お布施は除く)は約178万円。これに対し、生活保護受給者に支給される葬祭扶助は上限約20万円で、直葬が増える背景は経済事情も大きいとみられる。石村さんは「最期の別れをしたくてもできない人たちの役に立ちたい」。派遣希望は随時受け付け、活動に賛同する協力者や寄付なども募っている。問い合わせは事務局=070(2612)7698(午前9時~午後5時)。
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