基幹病院でクラスターが起きた場合にどれほどの影響があるのか、旭川市で現実のものとなっている。都市医療の崩壊と異なり、地域医療が崩壊した場合はその影響は広範囲に及び甚大な被害をもたらす。旭川の基幹病院は旭川市の約40万人弱、それに加えて稚内、利尻島、礼文島、留萌、富良野、全部を合わせると四国から九州に近いくらいの面積をカバーしているという。この一帯に影響がであるのである。当然、救える命も救えなくなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「地域医療」追い詰める“基幹病院のクラスター”
テレビ朝日2020.11.29
新型コロナウイルス感染拡大による「医療現場のひっ迫」は深刻さを増しています。大都市圏では多くの病院が満床状態に、ある地域では「市全体の病院機能」が崩壊の危機に直面しているというのです。
厚生労働省によると全国の病床使用率(25日時点)は、兵庫県で68%、大阪府で55%に達するなど大都市圏を中心に上昇を続けていますが、実はある地方都市では「市全体の病院機能」が危機的状況に陥っています。

▽旭川市 「地域医療」崩壊の危機
人口およそ33万人を抱える北海道第2の都市・旭川市。寝たきりの患者が多い吉田病院で“道内最大規模のクラスター”が発生し、これまでに138人が感染、13人が死亡しています。(28日時点)

旭川市内には“連携”して地域医療を支える5つの『基幹病院』があり、新型コロナの病床数は152床あります。(ANN調べ)しかし吉田病院に加え、基幹病院のひとつ旭川厚生病院でも大規模クラスターが発生。(120人感染、28日時点)病床使用率が約70%に達しています。

▽「基幹病院」クラスターで連携が崩壊
旭川市では、5つの基幹病院がそれぞれ高度・専門医療の役割を分担し連携することで“地域医療”を支えてきました。
しかし、周産期医療などで中心的な役割を果たしていた病院でクラスターが発生したため、その患者を受け入れる病院の負担が増大。「市全体の病院機能」が危機的状況に陥っているといいます。

地域医療」が崩壊した場合の影響は、広範囲に及ぶと言います。
牧野院長:「旭川の基幹病院というのは、旭川市の約40万人弱、それに加えて稚内ですとか、利尻島、礼文島、留萌、富良野、そういった四国から九州に近いくらいの面積をカバーしています」「本来であれば助かるのに、助からない方が出てくるということになろうかと思います。」