ケアファーム














「日本型ケアファーム」は理想としながらなかなかその実現は難しいのが現実。高齢者施設を中止とした高齢者福祉+障害者雇用+遊休農地の有効利用+市民農園、そしてそれを実現する為のグループファンドの結成、イメージはそのようになると思いますが、未だに日本では実現をみたことがありません。問題なのは、投資に見合う収益を何で上げるのかという経済問題。この問題が解決しなければ、持続性は期待できません。   

一番見て見たいのは、その収支モデルです。計算に裏付けられた経営モデルでない限り、絵に描いた餅になります。ファーム全体で生産性の高い、継続性のある経済モデルを作ることができるのか?是非、収支モデルをみてみたいものです。この収支モデルが成り立つのであれば全国で量産化が可能になります。   
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年齢や障がいを越えて多世代交流を目指す、福祉施設と制度を融合させた「日本型ケアファーム」の挑戦    
岩手日報 2024年04月10日掲載   
 「ケアファーム」とは、農場が併設されている福祉施設のことです。2000年ごろから欧州を中心に急速に発展しています。年齢や障がいを越えて、農業やガーデニングを共に行う中で参加者一人一人の興味や希望、可能性に対して個人的な配慮がされたテーラーメイドのサービスが提供されているのです。ケアファームという新しい福祉施設の形と日本の制度を融合させた「日本型ケアファーム」の普及を目指し、ケアファームの企画・開発・管理を行うケアファーム ジャパンを運営する 都市緑地株式会社 代表取締役 太田裕之からお話させていただきます。   

「日本型ケアファーム」というのは、高齢者住宅がベースでそこに障がい者が働きに来ます。さらに、市民農園みたいな形にして市民も楽しみで参加します。運営している職員も同じところで、でも特別な仕事はせずに、お互いが頼りあって農園を中心にコミュニティを作っていきます。一部の人だけが頑張って、高い所まで汲み上げた水を下に流すことで流れが生まれるような仕組みではダメなのです。日本のいまある制度の中で組み立てたそれぞれのいつもの仕事で運営していくのが「日本型ケアファーム」なのです。