無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

カテゴリ: 医療型高齢者住宅

首都圏に10万前後の安価な高齢者住宅誕生














サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ファミリー・ホスピス本郷台ハウス」(横浜市栄区)を終の棲家とする。素晴らしいことだと思います。もともとサ高住は自立支援型の高齢者住宅として始まりましたが、今や、介護も医療も、そしてホスピスまで受け入れができるようないなってきたことは喜ばしいことだと思います。ただ問題はその費用です。月額 21.59万円 ~26.39万円といわれますので、これだけの負担を行うのは普通の高齢者にはほぼ無理な金額になります。富裕層を対象とした施設と言わざるを得ません。もっと安価に終の棲家がつくれないものか。
我々は今回東京都23区内で、ホスピスまでお世話ができる廉価な高齢者住宅の開発に着手しています。ある運営会社様とのコラボで、サポート協会が身元引受を行い、施設が介護、医療、ホスピス対応をするものです。
従来の施設とは一線を画してシェアハウスにて月額10万円前後でターミナルまでみるものです。
10月オープンに向けて準備をしています。
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「余命6カ月」と宣告された83歳女性 ついのすみかになった場所は
朝日新聞デジタル2021.9.6  
高齢の親は今の家で安心して最後まで暮らせるのだろうか。そうした不安を感じる子世代は少なくない。特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、そしてサービス付き高齢者向け住宅など高齢期の住まいは多様化している。  

末期がんで余命6カ月と宣告された80代の女性の最後の日々から、高齢期の住まいの課題やあるべき姿を探った。病院なら費用面では不安はないものの、面会時間など決まりも多く、気兼ねなく会うのは難しくなる。美津枝さんは昌代さん家族と同居していて、訪問診療などを使いながら「自宅で最期まで」も選択肢の一つだった。ただ、浴室は狭く、バリアフリーにする工事が必要。昌代さんは仕事をしており、つきっきりで介護をするのも難しかった。   

昌代さんは、相談した看護師から紹介されたファミリー・ホスピスを見学した。ファミリー・ホスピスは「終末期を自分の意思で自由に暮らすことのできる住まい」を目指している。日本看護協会の「がん性疼痛(とうつう)看護」の認定看護師がいる訪問看護や訪問介護の事業所が併設され、本人や家族が望めば利用できる。   

現在はコロナ禍で面会に制約があるものの、普段はいつでも面会が可能。食事制限も原則ない。個室の居室は25平方メートルほどの広さで、訪問した人が泊まれるようにソファベッドもある。トイレもベッド近くにあり、できるだけ自分で行けるよう配慮している。他の入居者と共用のリビングスペースもある。

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一般社団法人ロングライフサポート協会

TEL:0120-196-119

E-mail:info@ll-support.jp

【一般社団法人ロングライフサポート協会について】

当協会は身元引受と法人コンサルの両面から高齢者の生活を支援する企業です。

身元引受は身寄りの無い方がご入居する際のサポート、葬儀サポート、金銭管理から、独居の方の電話による見守り業務まで幅広くおこなっております。

コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした”未来”をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。
高齢者支援サービスでお困りの際はロングライフサポート協会までお問い合わせください。

サポート協会URL:http://lls.sakura.ne.jp/
身寄りドットコム:http://miyori-support.com/

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山口県周防大島













人口の2人に1人が高齢者という山口県周防大島町にクリニック併設の複合型介護施設「おげんきハグ二ティ」があるという。廃校になった高校の建物を活用してグループホームやデイサービス、サービス付き高齢者向け住宅、訪問看護ステーションなどを1カ所に集めた施設を島にある「おげんきクリニック」院長の岡原仁志先生(60)が開かれたようです。それが映画「結びの島」となり公開されているとのこと。2040年問題を先取りした周防大島の医療併設型複合施設に注目です。我々が今北海道で提案をしているモデルでもあります。2040年に向けて医療と介護が一体となった施設の開発が急がれます。
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濃厚で濃密な最期とは 映画「結びの島」から見えるもの
朝日新聞アピタル2020.12.31
映画監督の溝渕雅幸さん(58)は、みとりや在宅、高齢者医療をテーマにしたドキュメンタリー映画を撮り続けている。3作目となる「結びの島」は2020年秋、劇場公開が始まった。1作目「いのちがいちばん輝く日」は滋賀県にあるホスピス病棟に、2作目「四万十 いのちの仕舞(しま)い」は高知県の診療所の医師に密着した。今回カメラが迫ったのは、山口県の周防大島にある診療所。院長と患者、家族の日常に寄り添った。なぜ、「最期のとき」にこだわり、追い続けるのか。

2人に1人が65歳以上の高齢者という山口県周防大島町が舞台です。島にある「おげんきクリニック」院長の岡原仁志さん(60)を中心に、岡原さんが診る患者さんやその家族、岡原さんがクリニック近くに開いた複合型介護施設「おげんきハグニティ」の住人や利用者、職員を撮影させてもらいました。

 「おげんきハグニティ」は廃校になった高校の建物を活用し、グループホームやデイサービス、サービス付き高齢者住宅、訪問看護ステーションなどを1カ所に集めた施設です。

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以前から注目をされていた医療型高齢者住宅の「医心館」のアンビスホールディンが本日ジャスダック市場に上場し、公開価格を52.1%上回る価格がつきました。上々の滑り出しです。
住宅型有料老人ホームで医療と介護を融合させた難易度の高いビジネスモデルをここまで仕上げることができたことに敬意を表します。是非、これからも医療連携の取れた高齢者住宅の開発で市場を引っ張って頂きたいと思います。
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アンビスホールディン—本日IPO、初値4260円、公開価格を52.1%上回る 訪問看護・介護、医療施設型ホスピス
まぐまぐニュース!2019.10.9
 公開価格(2800円)を52.1%上回る4260円で初値を付けた。会社設立は16年10月3日。主な事業は、住宅型有料老人ホーム「医心館」施設での訪問看護や訪問介護のほか、居宅介護支援及び障害者支援等の各種サービスの提供と施設運営による医療施設型ホスピス事業。19年9月期の営業利益予想は前期比86.3%増の7.95億円。施設数の増加で利益が拡大する見通し。第3四半期累計の実績は6.00億円で、進捗率は75.5%となっている。
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府中市で府中北市民病院内にサービス付き高齢者向け住宅を開業する方針が示されました。病院内の活用されていない4階を整備してサ高住にするという画期的な取り組みです。昨日もある病院の活用していない病棟フロアーを拝見してきましたが、病院内には隠れ施設が埋もれています。是非、活用をしたいと考えています。高齢者住宅に転換できる大変な経営資源が病院には埋没しているのです。関心のある医療関係者は是非、お声をかけて下さい。
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47NEWS2019.3.14

地方独立行政法人府中市病院機構は、上下町の府中北市民病院内に整備するサービス付き高齢者向け住宅サ高住)を9月に開業する方針を示した。活用していない4階を整備し、単身用と夫婦を想定する2人部屋の計17室を設ける。

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身元引受は身寄りの無い方がご入居する際のサポート、葬儀サポート、金銭管理から、独居の方の電話による見守り業務まで幅広くおこなっております。

コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした”未来”をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。
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サポート協会URL:http://lls.sakura.ne.jp/
身寄りドットコム:http://miyori-support.com/

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<前回に続く>

家族にとっての最高と、本人にとっての最高は、果たして両立できるのか。家族の求めることは概ね同じだけれど、本人が求めることは個人差が大きい。自分で自分の最期の過ごし方を決める。それが可能になれば心穏やかにこの世との別れを迎えられる。

 「そのためには、自分の裁量で使えるお金をしっかり残しておくしかないですね。年をとったらまず家族と縁切りとだれかが言っていましたが、これからの時代、まさに豊かな老後はそこからなんでしょうね」

親を看取った最後の世代は、子どもに看取られない最初の世代となって高齢期を迎え、最期の時をどう過ごすかは自分が決める時代になりつつある。自分の築き上げたものは子どもに残さず一代限り。その覚悟を固めれば、それなりに費用もかかる慶友病院での最期も選択肢に入るかもしれない。最晩年を家族任せや医療任せにしないための気持ちの整理や資金の準備に、早すぎることはないのかも……そんな思いを抱きながら、遠く新宿の高層ビルが望める屋上に出てみた。

敷地内に同居するよみうりランドのジェットコースターから歓声が聞こえる。最初はゆっくりトロトロ、やがて一気に手に汗握る大冒険の絶叫が続くジェットコースターと、その中でさえ笑顔で手を振る人々が間近に見える。実験的試みに果敢に挑戦する大塚の姿と重なるようで、轟音と歓声に思わず手を振り返していた。

大塚宣夫(おおつか・のぶお)
1942年、岐阜県生まれ。大学卒業後、79年まで精神科医として病院勤務、その間、フランス政府給費留学生として2年間渡仏。80年、高齢者専門の療養型病院として青梅慶友病院を開設、2005年、よみうりランド慶友病院を開設。著書に『人生の最期は自分で決める』(ダイヤモンド)
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